地熱発電

地熱発電は、地下深くで生成された高温の蒸気を取り出し、タービンを回して電力を作るもの。地熱発電所は、火山のある東北や九州に集中している。

火山の多い日本は、世界3位の地熱資源量があるといわれるが、その約8割が国立公園国定公園の地下に存在するとされ、開発が厳しく制限されている。そこで、環境省はまず、国立公園の外の区域から地下の熱源に向けて斜めに掘り進める「斜め掘り」については、開発を認めることにした。これにより、開発地域は拡大した。
高さ制限などをゆるめることで、地熱発電所を建設しやすくした。また、採掘費用を国が補助する額も引き上げた。

地熱発電の開発が遅れているのは、火力発電所原子力発電所に比べて、発電できる単位が小さいために電力会社が熱心に取り組んでこなかったことだ。地熱発電所も、小さいものを数多く建設しなければならない。開発許可が下りるまでに、査定、認定、環境評価、その他の環境アセスメントに10年はかかる。民間企業が行うのは難しい。

周辺の温泉旅館などの反対運動もあった。