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刹那的に生きるには

私は大きな誤解をしていたようだ。とてつもなく大きな目標を一人掲げ、ただひたすら努力する姿こそが尊い生き方なのだと。

しかし、今なら明確に否定できる。

私が憧れを抱いていた彼らは小さい頃から一つの目標を追い続けていた。そして、実際に大人になってその目標を達成している。

私は人生を一つの物語として考えていた。フロイトの原因論のように人間は過去の出来事に起因して行動していると思っていた。だからこそ、自分が彼らのようにいかなかったことについて苦しんでいた。否、今も苦しんでいる。

しかし、彼らはきっと、人生のいかなる局面においてもその一瞬一瞬に己の全力を捧げ続けていたのだ。

「いま、ここ」で完結した刹那的な生き方。

彼らは幼い頃から、その夢を追い続けていたかもしれない。だが、彼らはその人生の中で他の誰もが越えられなかったような逆境に常に直面し、サバイブし続けていたのではないか。